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【娼年】映画のあらすじとネタバレ感想!舞台キャストやラストの結末をご紹介

娼年のあらすじやネタバレ、そして実際に娼年を見た感想をご紹介していきます。

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【映画】娼年のあらすじ

(C)石田衣良/集英社 2017映画「娼年」製作委員会

石田衣良さんの同名小説「娼年」が元になっていて、主人公リョウはボーイズクラブを経営する御堂静香に偶然出会ったことから「娼夫」として働くことになる。

セックスを「手順の決まった面倒な運動」と蔑むほど恋愛や女性に退屈していたリョウは、最初は戸惑いながらも様々な悩みを抱える女性たちと真正面から向き合うことによって性や女性への喜びを見出だしていく。

オーナーの静香にも才能を認められ、何事にも消極的だったリョウは「娼夫」としての仕事にやりがいや自信を深めていく。

ところが大学のゼミの同級生の白崎恵にボーイズクラブで働いている事が発覚してしまい、「娼夫なんて非合法で汚らしい仕事だ」と罵られてしまう。

まっとうな就職よりも、初めて夢中になれるも・・・

【映画】娼年のネタバレとラストの結末

ホストクラブで働く中学の同級生シンヤがバイト先のバーに偶然連れてきた事をキッカケに、ボーイズクラブ経営する静香に「娼夫」として働くようスカウトされる。

娼夫の仕事に向いているかどうかを自分の実の娘とのセックスで審査し、なんとか合格したリョウは娼夫としての道を進み始める。

女性の気持ちに寄り添い欲望を引き出す才能のあったリョウは、あっという間に娼夫としての才能に花を咲かせ売れっ子のボーイへと変貌を遂げる。

様々な事情がありながらも男性を買いに来る女性達と交流を重ねるにつれて、半信半疑だった娼夫の仕事にやりがいと希望を感じるようになる。

女性とのセックスや「恋愛を面倒で邪魔くさい」と思っていたリョウは、本当のセックスや欲望を心から理解するようになり充足した毎日を過ごしていた。

そんな中リョウを気にかけている同級生のメグミに運悪く娼婦の仕事がばれてしまう。

「娼夫なんて汚い仕事いつまで続けるの?」と罵倒されたリョウだが、やっと見つけたやりがいのある仕事を手放すことはできないとメグミを突き放す。

ある日指名が入りいつものようにホテルに向かったリョウに衝撃が走る。

友達のメグミがリョウを買ったのだ。

「あなたが心から誇りに思っている仕事をあたしに見せてよ」とリョウに迫るメグミだが、仲の良い知り合いや友人を抱いた事のないリョウはこれを拒否しようとする。

結局根負けしたリョウは娼夫としての仕事をまっとうし、悲しみからメグミはボーイズクラブを告発する。

オーナーの静香は逮捕されてしまい、悲しみにくれるリョウや娘たちは再び立ち上がろうとする。

【映画】娼年を実際に見た感想と評価

(C)石田衣良/集英社 2017映画「娼年」製作委員会

*リョウを演じた松坂桃季の吹っ切れた演技は「見事」の一言*

「娼夫」を題材とした作品ですから映画のほとんどのシーンが濡れ場で、普通の映画では見られないような過激なセックスシーンばかりです。

ロマンス映画にありがちな美しい愛を描いた綺麗なセックスシーンではなく、欲求をむき出しにした「リアル」な濡れ場を等身大で表現した松坂桃季の情熱が素晴らしい。

濡れ場で共演する女優陣も、様々な悩みを抱えながらも惜しげもなく性癖や欲求を開放する体当たりの演技で、作品全体に鮮やかに深みと彩りを与えています。

「娼夫」というセクシュアルな内容を描きながらも決して下品に映らないのは、主役や女優陣の奮闘があったからだと思います。

*幼いながら母親を亡くしたリョウの複雑な生い立ちとコンプレックス*

37歳で亡くなった母親は幼いころの悲しい思い出として今も深く心に刻み込まれています。

「娼夫」として年上の女性と交流する事に抵抗がなかったのは、大人の女性に対する憧れと亡くなった母親の面影をどこか求めていたからだと思います。

母親と近い年齢で雰囲気も似ていたクラブのオーナーである静香にリョウが惹かれたのも、本来母親から得られるはずだった本当の愛を彼女に求めたのだと思います。

*リョウの母親の秘密にビックリしました。*

物語の後半に静香はリョウに手紙で重大な告白をします。それは自分が「エイズにかかっている」という事実です。

それと同時に「あなたの母親もまた娼婦だったのよ」と衝撃的な告白をします。

リョウを支えるために横浜で娼婦として働いていた母親は、仕事の帰りに不幸にも倒れてしまいそのまま帰らぬ人となってしまったのです。

遠く離れてしまった母親とまさか「娼夫」という仕事で繋がっていたという事実には驚きを隠せません。

【映画】娼年の概要と作品情報

(C)石田衣良/集英社 2017映画「娼年」製作委員会

【公開日】 2018年4月6日

【監督】 三浦大輔

【主題歌】 エンディングテーマ:peggy lee 「MR WONDERFUL」

【出演者】 松坂桃李、 真飛聖、冨手麻妙 、 猪塚健太、桜井ユキ、小柳友、馬渕英里何

【視聴可能な動画配信サービス】

U-NEXT、FOD、dTV、パラビ、ビデオマーケット

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