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暗黒女子:映画のあらすじと感想!気になる犯人は誰?ネタバレと最後の結末

【映画】暗黒女子のあらすじやネタバレ、そして実際に【映画】暗黒女子を見た感想をご紹介していきます。

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【映画】暗黒女子の概要と作品情報

(C)2017「暗黒女子」製作委員会 (C)秋吉理香子/双葉社

【公開日】
2017年4月

【監督】
耶雲 哉治

【主題歌】
Charisma.com「#hashdark」

【出演者】
飯豊まりえ、清水富美加、玉城ティナ、小島梨里杏、清野菜名、平祐奈、千葉雄大、升毅

【視聴可能な動画配信サービス】
U-NEXT、FOD、Hulu、Netflix、Amazonプライム・ビデオ、TSUTAYA DISCAS

【映画】暗黒女子のあらすじ

ミッション系私立女子校聖母マリア女子校学院の経営者の娘・白石いつみ。

彼女は学園のマドンナでした。そんな彼女が転落死します。

その後、学園内で彼女の死にまつわる噂話が流れ始めます。

いつみの主催していた文学サークルのメンバーがいつみを殺したと。

文学サークルのメンバーである、特待生の二谷美礼、料亭の娘の小南あかね、留学生ディアナ・デチェバ、女子高生小説家高岡志夜の四人は、いつみの死にまつわる小説を書き朗読会が行われます。

いつみ亡きあと文学サークルを引っ張るのはいつみの大親友の澄川小百合でした。

四人の小説の内容は、メンバー互い同士がいつみの死の原因として告発するものでした。

四人の小説が読み終わったあと、小百合が、いつみに託された彼女の書いた小説読み、真相が明らかになります。

【映画】暗黒女子のネタバレと結末

白石いつみは、自分が美しく人生の主役にふさわしいことを理解していました。

特に若い女子高生である今は、最強の主人公として君臨することが許されると知っていました。

学校の教師である北条と恋愛をし、小百合という全てを相談できる親友に恵まれているいつみ。

しかし、彼女の考える物語には、それ相応の脇役が必要でした。

できれば華があり、自己主張が強く、物語をより魅力的にする相手がいいといつみは考えます。

そして選ばれたのが文学サークルの面々でした。

いつみにほのかな憧れがあった彼女たち、しかしいつみは彼女たちを完璧な脇役とするため、完全な支配下に置こうと考えます。

いつみは4人の弱みを握っていることを知らせます。4人はいつみに逆らえない日々を過ごしていました。

ところがある日、いつみは北条の子を妊娠します。

北条はいつみと結婚することを決め、いつみは子供が堕ろせなくなるまで父親に隠そうと決めたのでした。

しかし、4人はいつみの父親にそのことを知らせ、いつみは父に逆らえず北条の子を堕ろすことになります。

そこでいつみは4人に死んだと見せかけ、4人がどうするか見ようと考えるのでした。

いつみの小説によって種明かしがされ、四人は死ぬという計画でした。

しかしいつみの協力する小百合は、これを機にいつみが北条と一緒になり、慎ましい生活を送ろうと決めたのを聞き、いつみを殺してしまいます。

小百合はいつみに幻滅したのでした。

主役にふさわしいいつみが、普通の女の子になってしまったのが許せなかったのです。

小百合はいつみに成り代わり、学園の主役として君臨します。

【映画】暗黒女子を実際に見た感想と評価

(C)2017「暗黒女子」製作委員会 (C)秋吉理香子/双葉社

小説版と違い、サロンの人数の変更などがありました。

小説版では、一人称の小説パートからいつみの死にまつわる物語が進んでいくので、個人個人の印象が強かったのですが、映画版は群像劇のような印象です。

また少女たちの世界、というのが映像でも大事にされていると思いました。

キャスティングされている女の子たちはみな可愛く、美人で、とにかく立ち姿だけでも女の子の世界という感じが伝わります。

女の子同士の仲の良さが過ぎたような映像、ミッション系ということで雰囲気のある学校の風景など、かなりの映像美です。

文学サロンの豪奢で雰囲気のある部屋は小説で読んでいた時、うまくイメージができなかったのですが、文字がまさに現実化したといってよいかと思います。

綺麗で可愛い女の子の中で、いつみの相手役となる北条が小説と同じぐらい主張が濃すぎない、いつみの恋人としてふさわしい顔立ちの千葉雄大でした。

小説を読んでキャスティングを見ると千葉雄大がもっと物語に絡んでくるのかと思いましたが、女の子だけの世界観を壊さない存在感と、いつみが好きになる教師としての説得力が絶大でした。

女の子の世界なので、男性がぐいぐい入ってくるとバランスが悪くなってしまうので、少女漫画ばりの端正な千葉雄大は作品にマッチしていました。

色の白い飯豊まりえ、圧倒的な存在感の清水富美加、甘い雰囲気そのものをだしている小島梨里杏、優等生っぽいかわいさの平祐奈、一番若い女の子っぽさのリアルさと可愛さや爽やかさが絶妙な清野菜名、それからエキゾチックな玉城ティナ、ビジュアルだけで最高です。

限りなく原作を映像化しています。

原作を知らなくても、女の子の勝手で可愛い姿と、自業自得さ、などがおさまるところでおさまっています。

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まとめ

美しい女性キャストと、それを邪魔すること無く脇役に徹する男性キャストが素晴らしい作品です。

キラキラした雰囲気がよく似合うかわいらしさと美しさが共存する女子学生の狭い世界の中で、その裏側に併せ持つ傲慢でダークな要素を描いた原作を、的確に映像化しています。

『イヤミス』なのにどこか爽やかな雰囲気があって一見キラキラな映画にも見えますが、グロシーンなどもあるミステリー映画なので、苦手な方はご注意下さい。

ダークミステリーが好きな方にはオススメです!