刺身になっている状態の魚を見ることは多いかもしれませんが、実際のさばかれていない魚を見ることが少ない人もいるのでは?
魚の味を決めるのは、第一にいかに新鮮かどうか!!
本当にこれにつきます。
実際にスーパーなどで、売られている刺身は一本まるまるの魚を購入するよりも割高ですし、本当に美味しい脂の乗った部分はなかなか売られていません。
今日は漁師直伝のいかに新鮮で美味しい魚の選び方をご紹介。
目が透き通っている!!
まずは目をみて濁っていないかどうかを確認してみましょう。こちらの画像の様に目がキラキラして光沢がある魚ほど、新鮮です。
新鮮でない魚はこんなに綺麗に透き通ってはおらず目は白く濁ってきます。これぐらい魚の目よりも濁ってくるとかなり鮮度が落ちてきている証拠です。
手が魚臭くなるのを避けたい人はまず、目を見てどれくらい光沢具合で、濁っていないかを確認しましょう。
エラが血の色をして真っ赤!!
次に行うことは、エラがどれくらいの色かを確認してみましょう。
取れ立て=新鮮な魚はエラが真っ赤です。これぐらいの赤さは確実に欲しいものです。
先ほどまで、生きていたり保存方法がいいと体内にある血が腐らずに新鮮な状態で保たれる為なのです。
エラがどす黒い色や肌色っぽくなってきている魚は鮮度が落ちている証拠です。
腹の内臓部分がぶよぶよしていない。
魚のなかで、一番初めに腐る部分である内臓部分。
内臓あたりのお腹の部分がパンパンに張っている状態の物は新鮮な証拠です。
お腹の内臓が入っている部分が柔らかくぶよぶよの状態になっている魚はすでに内臓が腐り始めている証拠です。
実際に、パンパンに張ったお腹の魚とぶよぶよの魚のお腹は全く違いますから、優しく触っただけで、その違いはわかりますよ。
魚を直で触らせてくれない魚屋もあるので、様子を見ながら行いましょう。
魚の鱗、皮膚が乾いていない。
生物の面積の半分以上を占めている水分。
人間も魚も同じ生き物ですから同じ構造です。魚も新鮮なうちはずっと湿っている状態です。
鮮度が落ちていくにつれて、魚の皮膚が徐々に乾燥していくのです。
見た感じからも簡単に判断できるので、時間のない方は目を見て皮膚を見て乾いている魚を選びましょう。
身の弾力がまだ残っている。押しても跳ね返ってくる〜!
魚の身の弾力も新鮮な魚を見分ける一つのポイントです。
鮮度が落ちかけている魚の身の部分を押すと、そのまま窪んだ状態のままになってしまうのです。
新鮮な魚は身にも弾力があり、ちょっとやそこらで、身が窪んだ状態のままになることはなく、逆に跳ね返ってくるような勢いです。
こちらも、魚屋に嫌がられる行為ですが、美味しい魚をゲットする為にこそっと様子を見ながら行ってはいかがですか?
番外編!いかの場合はちょっと違う。
- イカの身の色が白く、赤くなってきていない。
- 身が硬く弾力がある。
- 墨で体が黒い(すみいか)。
上記の3点を確認してみましょう。
イカは新鮮なうちは身の部分が真っ白く綺麗な色をしているのですが、鮮度が落ちるにつれて、赤い点々のような物が出てきます。
赤くなってしまっているイカの鮮度はさしみでは頂けない程の鮮度ですので、刺身で食べたい方は気をつけましょう。
弾力に関しては魚と同様で、新鮮な物はぶよぶよしておらず、身が硬く弾力を保った状態で保存されています。
墨で体が黒いというのは、イカを綺麗に見せるために、水で洗われていないという証拠なのです。一度、水などで洗われてしまうと、鮮度が一気に落ちてしまうのです。
傷みやすい魚は青物系
- 鯖
- アジ
- カツオ
- サワラ
- 秋刀魚
このあたりの魚は特に傷みやすくすぐに鮮度が落ちますので、購入の際は入念にチェックしてくださいね。
まとめ
- 目が濁っておらず綺麗で
- エラが肌色ではなく真っ赤で
- お腹の部分がぶよぶよでなくパンパンで
- 魚の肌が乾燥しておらずしっとりで
- 身の部分にも弾力が十分
こちらの5つのルールを守っていればいつでも美味しい魚を手に入れることが可能です。
今度、スーパーや魚屋に行った際に上記のことを注意しながら、買い物をしてみてはいかがでしょうか。