【ハリー・ポッターと賢者の石】あらすじとネタバレ！ハリーの活躍は？実際の感想と評価と結末をご紹介

【公開日】
2001年 12月

【監督】
クリス・コロンバス

【主題歌】
ハリーポッターと賢者の石

【出演者】
ダニエル・ラドクリフ、ルパート・グリント、エマ・ワトソンほか

【視聴可能な動画配信サービス】
U-NEXT、Hulu、dTV、TSUTAYA ディスカス

学校生活にも慣れ、ハリーはクィディッチで歴代最年少でシーカーに任命され、見事グリフィンドールをスリザリンとの試合で破り逆転勝利に導くなど、随所にその才能の一端を発揮しつつあった。

そんな矢先に、ハリー、ロン、ハーマイオニーは学校に隠されたどんな金属も黄金に変え、飲めば不老不死になる「命の水」を作り出すという『賢者の石』を狙う何者かの存在に気づく。

魔法薬担当教諭スネイプが犯人だと断定するハリーたちは、彼に気づかれぬよう、先に、賢者の石の保管場所に向かう。

夜中に寮を抜け出すハリーたち3人を校則違反で引き止める同期のネビルを魔法で固めて、たどり着いた先には、すでに賢者の石が隠された場所の扉を守る頭が３つある番犬、『フラッフィー』が眠らされていた。

急いで、奥へ向かう3人。魔法植物のカラクリをハーマイオニーの知識でクリアし、すると次の扉へは、チェスをして勝たねばならなかった。

ロンの自分の勇気を省みない行動によりクリアし、ハリーは最終地点にたどり着く。

そこにいたのは、スネイプ…ではなく、闇魔法に対する妨害術担当のクィレル教諭、そして、彼と一体化し、辛うじて生きるヴォルデモートだった。

ハリーはクィレルを母による愛の魔法で倒し、賢者の石を守り抜く。

しかし、それと同時に、ヴォルデモートの復活が確認されたのだった。

ハリーたちの活躍と、ネビルの勇敢さが加味され、彼らの寮グリフィンドールは、ライバルスリザリンを抜き、逆転優勝を果たす。

一番印象的なのは、ダンブルドア先生のユーモアと愛情溢れる一言一言のセリフです。

クィレル(ヴォルデモート)との闘いを経てベッドのうえで目覚めたハリーに対して、お見舞いや労いに訪れたダンブルドア先生は、ロンがハリーへのお見舞いをつまみ食いしたことの報告もその際にちゃっかりハリーに伝えています。

そして、自分自身もそのお見舞いのなかにあった『百味ビーンズ』を手に取って「昔、ゲロの味に当たって以来食べていない」という旨のエピソードを披露したあとでつまみ食いします。

すると「なんと、みみくそ味じゃ」と言って去っていくのです。

もし自分がハリーで、あれだけ大変な目にあったあと、ダンブルドア校長にこんな風に労われたら、その瞬間さっきまでの悪夢のような時間を忘れ、また1人の学生としてホグワーツ魔法魔術学校での日々に戻ることができるだろうと思いました。

威厳がありながら、優しく、それでいてお茶目な人柄というのは、マグル(人間)の世の中においても珍しいのではないでしょうか。

というか、理想としながらも実際には偉そうにしてしまう人が多いなかで、本当に理想の上司なのではないかと思いました。

それに、最後のグリフィンドールへの加点で「敵に立ち向かうのも勇気のいることだが、仲間に立ち向かうのはもっと勇気がいること。その勇気に対して10点」という旨でネビルに対してポイントを与えます。

こういった、細かいけれど誰が見ても正しく決して贔屓目でない理由で、そこをしっかりと見逃していない点は、とても先生として生徒から安心や信頼が得られる本当に尊い人物であると思いました。

あとは、小説版ももちろん面白かったのですが、映画になってクリーチャーと呼ばれる魔法界に生きる変な生き物たちがよりリアルに描かれ、迫力を増しています。

トロールとの闘いは何度見てもスリリングで面白いシーンです。