【映画】DESTINY 鎌倉ものがたりのあらすじやネタバレ、そして実際に【映画】DESTINY 鎌倉ものがたりを見た感想をご紹介していきます。
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【映画】DESTINY 鎌倉ものがたりの概要と作品情報
(C)2017「DESTINY 鎌倉ものがたり」製作委員会
【公開日】
2017年 12月
【監督】
山崎貴
【主題歌】
宇多田ヒカル『あなた』
【出演者】
堺雅人、高畑充希、中村玉緒、堤真一、田中泯、古田新太ほか
【視聴可能な動画配信サービス】
U-NEXT、dTV、TSUTAYA ディスカス
【映画】DESTINY 鎌倉ものがたりのあらすじ
人間、妖怪、魔物、幽霊それぞれが共存する街、鎌倉でミステリー作家兼、鎌倉署の捜査の手伝いをしている一色正和(堺雅人)のもとに、妻として迎えられた亜紀子(高畑充希)。
新婚旅行を終えて帰宅した彼女は、この街についてまだまだ初心者である。
そこで、正和は、実年齢130歳という、一色家をずーっと前から支える家政婦のきん(中村玉緒)を呼び寄せ、亜紀子の指南役を頼む。
正和とは長い付き合いで、気心知れた編集担当の本田(堤真一)、さらには、貧乏神(田中泯)まで加わって、賑やかに暮らしていた。
そんなある日、2人の前に、死神(安藤サクラ)が現れて、亜紀子を黄泉の国へと連れて行く。
正和は、亜紀子の命を連れ戻すべく、黄泉の国へと旅立つのであった。
果たして、正和は無事、亜紀子とともに現世へ帰ってこれるのだろうか。
【映画】DESTINY 鎌倉ものがたりのネタバレと結末
亜紀子の命を奪った犯人は、欲望が塊になってできた妖怪・天頭鬼(声・古田新太)。
彼は、亜紀子に惚れて、手下の赤い手の悪魔に彼女を殺害させ、我が物にしようと企んでいた。
正和は、きんや死神の協力により、一時的に仮死状態となって、黄泉の国へと旅立って行く。
すべてが本人の想像により創造された黄泉の国で、両親との再会を果たした正和は、実父との間にあった『自分は、愛人との間に出来た子供ではないか』というわだかまりを解決する。
そして、その父から『想像力を持って戦え』という旨のアドバイスをもって天頭鬼のもとへと向かう。
天頭鬼は、亜紀子を装飾品やご馳走でもてなすが、彼女は一向に良い顔をしない。
そこにやってきた正和は、想像から武器を想像し、戦いを挑む。
そのなかで、実は前世、いや、何世にも渡って2人は結ばれ、天頭鬼との戦いが繰り広げられてきた真実が明かされる。
しかし、天頭鬼に追い詰められた正和。夫の命と引き換えに、妻になると約束する亜紀子…だったが、いきなり現れた茶碗が2人を救う。
それは亜紀子が救った貧乏神からプレゼントされた『神々の代物』であった。
こうして、天頭鬼から難を逃れた2人は現世に戻り幸せに暮らしたのであった。
ちなみに貧乏神からもらった茶碗は、その戦いのあと割れてしまう。
しかし帰って亜紀子が修復をした結果、金色に光るラインが入って、亜紀子もその様に『前より、カッコよくなった』と感心していたのであった。
【映画】DESTINY 鎌倉ものがたりを実際に見た感想と評価
(C)2017「DESTINY 鎌倉ものがたり」製作委員会
この映画の魅力は、個人的な感覚では『本当に悪い人』がいないということです。
天頭鬼が悪役として登場こそしていますが、彼はある意味ただただピュアに亜紀子のことが好きなだけで、どうしても仲良くなりたいだけです。
それでも強引なやり方でしか応対できないという点では問題なのですが…。
エンドロールで宇多田ヒカルさんの『あなた』がかかるなかですごすごと黄泉の国へと引き返して行く彼の姿には、哀愁が漂っていて、かわいささえ覚えるほどです。
また、山崎貴監督と、堤真一さんといえば、ALWAYSシリーズでも見られた大迫力の怒りシーンですが、今作でもその姿は健在です。
病気で家族を残して黄泉の国へと連れていかれそうになった堤真一さんは、なんとか現世に残る方法として、妖怪への転生を死神に紹介されます。
しかし、そのコースはおすすめはしないということで…。
それでもそのコースを望んだ堤真一さんは、カエルの妖怪になってしまいます。
これでは、家族に顔を合わせることができないと言って、遊園地のマスコットキャラクターとして働くのですが、ムロツヨシさんに対して激怒するシーンがあり、激怒するとツノが生え、まるでドラゴンのようになってしまうのです。
ALWAYSシリーズではまさに怒髪天を突くという怒り方をしていましたが、今回の怒り方も要注目です。
そして、中村玉緒さんが元気というのも見逃せません。
中村玉緒さん演じるきんの登場シーンは、亜紀子が「絶対に入るな」と言われている場所に立ちいった場面でした。
よくある『禁忌を犯した結果、何か呪いや祟りによって登場した妖怪』のように思われるかもしれませんが、実際はめちゃくちゃ良い人で、中村玉緒さんそのもの!という役割だったので見ていてほのぼのしました。
まとめ
高畑充希さんのチャーミングな演技に心奪われます。
また、出てくるキャラクターが全員良いヤツなので、悪役さえも愛らしく思えるそんな映画です。
最近仕事が忙しくて映画なんて観に行けない人にこそ観ていただきたい映画で、かつ、妖怪や幽霊、禁忌を犯すという昔ながらのパターンを踏襲しながらも新しいパターンのまとまりを見せているので、映画ビギナーからマニアまで楽しめる山崎貴監督ならではの作品だと思います。